目立てとアサリ出しの重要性

鋸刃は製材機の要で切れ味はとても重要性だ。普段から刃物を切らす仕事をしている大工の私からすれば、Wood-Mizer社の鋸刃の付け方が正直なところ、満足していなかったのだが、それは自分で目立て、アサリ出しをしていなかった事に気が付き誤解であったことに気が付いた。新品の鋸刃でも、アサリがキチンと出ていなければ製材できる丸太も300Φの桧で5本以下が限度だが、自分で目立てをし、きちんと一定のアサリを出してやれば、300Φの桧なら、10本から15本は製材が可能になる。 目立て次第で2倍~3倍の長切れが可能になり、切削面も美しい。Wood-Mizer社の鋸刃は特殊なので、普通の目立て屋さんでは対応出来ない。鋸刃そのものの値段は、日本製の鋸刃に比べて安価であり、一箱15枚セットの鋸刃が販売されているので、箱単位で購入して、15枚一気に使い切り、その後にまとめて目立てする事にしている。研磨機の調整が出来ていれば、1枚の鋸刃を研ぐのに大目に見て15分。15枚まとめて研いでも半日もかからない作業量である。日本で製材業が衰退した原因の一つに、目立て費用が高価なのと、目立て屋の廃業がある。今までの製材業界のシステムでは、製材は業として成立し難い。話は戻ってWood-Mizer社の製材機を買われたら研磨機もセットで購入されるのをお勧めする。目立て機械のセットの仕方。使い方等のレクチャーや、新規にWood-Mizer社製材機を導入検討されている方は是非、お問い合わせください。

兵庫県宍粟市一宮町  小川建築 代表 小川芳治

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